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さくら
2014年03月30日
少しずつ暖かくなってきましたね。
私は、毎年、春になるとそわそわとお散歩をはじめます。
ぬかるむあぜ道を歩いてみたり、ぼんやり空をながめてみたり・・・。
そして、おはなし会にはいそいそとこの絵本を持って行きます。
『さくら』
長谷川 摂子 文/矢間 芳子 絵・構成/福音館書店
「わたしは き。さくらの き。なまえは ソメイヨシノ。」
と、桜の木が語りかけるようにはじまり、桜が咲いて、散り、
葉を茂らせ、秋冬を越え、また蕾をつけ、満開に・・・。
春夏秋冬の桜が、詩情豊かに紹介されています。
みんながよく知っている桜。
しかし、桜の花が満開のとき以外、あまり見ることはないのではないでしょうか?
私は、この絵本に出会って、葉桜も紅葉もすてきだなぁ~と春以外にも
桜の木を眺めるようになりました。
どの季節でも楽しめると思いますが、桜の花の咲く3~4月に読むと、
桜の花をよく見ているからか、かなり集中して聞いてくれます。
ゆっくり読むと10分くらい、小さい頃は桜の一年を楽しむ物語絵本として、 小学生くらいになったら自然に親しむ科学絵本として、それぞれの年齢や興味にあった楽しみ方のできる絵本です。
※毎月1回、アール・キャリア・スタジオさまのメルマガに、絵本の紹介を掲載させていただいています。
※今回の記事は「アール・キャリア・スタジオNEWS」2014年3月21日号より転載しています。
りんごかもしれない
2014年03月16日
久しぶりに書店に行ったら、絵本にひとめぼれ
思わず買ってしまいました。
『りんごかもしれない』
ヨシタケ シンスケ 作/ブロンズ新社
テーブルの上にあったりんごを見て、
「もしかしたら、りんごじゃないのかもしれない・・・」と思うところから、
さまざまな発想(妄想!?)がくりひろげられます。
「もしかしたら おおきな サクランボの いちぶかもしれない。」
「ひょっとして あかい さかなが まるまっているのかもしれない。」などなど・・・
開くたびに新しい発見があり、何回読んでも飽きません。
表紙から見返しまで楽しめる、絵を読む絵本です。
たかしよいちさんの講演会
2014年03月02日
福岡県那珂川町図書館で
児童文学作家たかしよいち氏の講演会がありました。
恐竜の卵の化石も見せていただきました。
興味のある絵本にも出会え、サインもいただいたので、大満足
しっかり読んで、またご紹介できたらと思います。
かぜひきたまご
2014年03月01日
毎日、寒いですね。
インフルエンザもまだまだ流行っているようです。
私も体調を崩してしまい、仕事が休みの日に高熱を出すという休みにならない休みが何回か・・・。
そんなとき、これがあったらなぁ~と思い出した絵本をご紹介します。
『かぜひきたまご』
舟崎 克彦 文/杉浦 範茂 絵/講談社
風邪をひいたぼくが、病院に行く途中に拾ったのは、何でも身代わりになってくれる不思議なたまご。
ぞくぞくしていた体が急に温かくなって、風邪なんかあっという間に治ってしまいます。
他にも、怒ったお母さんに持たせると、たまごが代わりに怒ってくれて、
お母さんはにこにこ笑顔に。おならだってかわりにしてくれます。
この絵本は、私が子どもの頃、体調が悪いときや元気のないときにくり返し読んでもらったものです。
久しぶりに本棚から引っぱりだして読んでいたら、「懐かしいねぇ~」と、
母ものぞき込んできて、読んでもらったたくさんの絵本の話に花が咲きました。
結末を勝手につくっているものも、結構ありましたが、この『かぜひきたまご』は二人ともばっちり覚えていました。
「あたし そろそろ おとなになりそうです」と言ってきたたまごがどうなるのか・・・。
ぜひ読んで確かめてみて下さい。
※毎月1回、アール・キャリア・スタジオさまのメルマガに、絵本の紹介を掲載させていただいています。
今回の記事は「アール・キャリア・スタジオNEWS」2014年2月21日号より転載しています。